Gnash
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| Gnash | |
|---|---|
| Gnash 0.8.0 のスクリーンショット | |
| 開発元 | Rob Savoye など |
| 最新版 | 0.8.6 (2009年9月14日) |
| 対応OS | クロスプラットフォーム |
| 種別 | メディアプレーヤー |
| ライセンス | GPL |
| 公式サイト | www.gnashdev.org |
Gnash(グナッシュ) は Adobe Flash フォーマットの動画を再生できるフリーのプレイヤーである。
目次 |
[編集] 歴史
Gnash は GameSWF (ゲームスウィフ) のパブリックドメインのコードをもとにして作られている。2005年12月に GameSWF はフォークされ、GNU プロジェクトスタイルに再アレンジされた後、Gnash プロジェクトとして Firefox プラグインの開発が開始された[1]。
[編集] 主なバージョン
- 0.7.1 - 2006年5月6日リリース[2]。最初のアルファ版
- 0.8.0 - 2007年6月9日リリース[3]。YouTube などのストリーミング動画に対応
- 0.8.2 - 2008年3月5日リリース[4]。最初のベータ版
[編集] 概要
名称は、「GNU」と「Flash」から取られている。これに加えて、「プロプライエタリなソフトウェアをインストールしなければ、自分の使っているプラットフォーム上でFlashを再生できないことに対して歯ぎしり(=英語で"gnash")する」[5]、という意も含まれ、ダブルミーニングとなっている。本来、英語の gnash は「ナッシュ」と発音されるが、GNU を「ヌー」ではなく「グニュー」と呼ぶのと同様に、Gnash は「グナッシュ」と発音される。
ライセンスは GPL であり、その開発プロジェクトは FSF の高優先フリーソフトウェアプロジェクト[6]に挙げられている。FSF による GPL 3 リリースに伴い、Gnash のライセンスはバージョン 0.8.1 から GPL 3 になった[7]。
Gnash はスタンドアロンの Flash 再生ソフトとして動作する。KDE ベースのものは Klash と呼ばれる。またプラグインとしても使われ、 Firefox のような Mozilla 系のブラウザや Konqueror で使える。
Gnash は C++ で実装され、Boost が利用されている。Gnash は複数のバックエンドを持っており、レンダリングには OpenGL、AGG (Anti-Grain Geometry)、Cairo など、サウンドには SDL、GStreamer などから選択できる。AGG は主に組み込みシステムなど OpenGL が使用できない環境での利用を想定している。GUI としては、 GTK+ や Qt、フレームバッファなどが用意されている[8]。
今のところリリースされているのはベータ版までである。
Gnash では Adobe Flash Player が持つ機能を実装することを目標としており、SWF(バージョン7の大部分と、8と9の一部)と FLV に対応している。
Adobe Flash Player に存在せず、Gnash に存在する機能に拡張機能がある。これは Flash の仕様に無い機能を追加するものである[9]。拡張機能はデフォルトで無効になっており、有効にするにはユーザ設定ファイルで明示的にオンにする必要がある[10]。
[編集] プラットフォーム
Gnash は 64 ビット環境を含む Linux、Mac OS X、FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、IRIX や Windows、OS/2 などで動作する[8]。なお、Adobe Flash Player の Linux 版は x86 互換 CPU のみで動作し、PowerPC や SPARC 上の Linux や FreeBSD では動作しない[11]。また、64ビット対応の Adobe Flash Player については Linux 版がアルファ版としてある[12]が、安定版の Adobe Flash Player はない[13]。
この他に、対応 Flash Player がリリースされていない RISC OS[14] や最新の Flash Player がバージョン4の BeOS[15] にも Gnash が移植されている。また、スマートフォンや PDA などの組み込みシステムでも動作する。
[編集] 開発
Adobe は Flash の仕様書を公開している。しかし、以前は Flash の再生ソフトの開発に利用することを認めていなかった。そのため、Gnash の開発メンバーは Adobe のライセンスに縛られないように、それを参照せず Adobe の開発ツールを利用せずに、ウェブ上に存在する Flash ファイルを集めて解析するというクリーンルーム方式での開発を行っていた[16]。しかし、2008年5月1日のライセンス変更で Open Screen Project が始まり、互換プレーヤーを作れるようになった[17]。
[編集] 脚注
- ^ "Gnash メーリングリストの最初の投稿 "Welcome to the Gnash project!"" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "最初のアルファリリースのメッセージ" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "三番目のアルファリリースのメッセージ" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "最初のベータリリースのメッセージ" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "What does Gnash stand for?" (英語). 2009年3月12日 閲覧。
- ^ "フリーソフトウェア財団の高優先フリーソフトウェアプロジェクトのリスト" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "Gnash GPLv3" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ a b "BuildMatrix" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "用語集" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "ユーザ設定ファイル" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "Flash Player 必要システム構成". 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "Adobe Labs - Downloads: Flash Player 10". 2009年3月8日 閲覧。
- ^ "Flash Player の 64 ビット版オペレーティングシステム対応状況". 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "RISC OS To Get Flash, Word Support" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "Gnash for BeOS (Take 2)." (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "How do Gnash developers work with the Adobe/Macromedia EULA?" (英語). 2008年5月13日 閲覧。
- ^ "Adobe and Industry Leaders Establish Open Screen Project" (英語). 2009年9月10日 閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Gnash 公式サイト
- GNU プロジェクトにおける Gnash のサイト
- Gnash プロジェクト Wiki
- Gnash の Savannah ページ
- Gnash プロジェクトリーダ Rob Savoye へのインタビュー
- Gnash FAQ
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